アルツハイマー型認知症
「アルツハイマー型」の名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマーに由来している。
アルツハイマーはドイツ精神医学の大家、エミール・クレペリンの指導のもと、ルードウィヒ・マキシミリアン大学で研
究活動に従事していた(なお、「レビー小体型認知症」にその名を残すフレデリック・レビーも同じ時期同教室に在籍し
ている)。アルツハイマーは、1901年に嫉妬妄想などを主訴としてはじめてアルツハイマーの元を訪れた、世界最初の患
者アウグステ・D(Auguste Deter)に関する症例を、1906年にチュービンゲンのドイツ南西医学会で発表した。また、翌
年『精神医学およ法精神医学に関する総合雑誌』に論文を発表した。その後、この症例はクレペリンの著述になる精神医
学の教科書で大きく取り上げられ、「アルツハイマー型痴呆(アルツハイマー病)」として広く知られるようになった。
現在は医学用語としては若年層の発症したものを、狭義の「アルツハイマー病」と呼び、60歳以上の高齢者に発症したも
のを「アルツハイマー型老年認知症」と呼んで区別している。これらの分類は、新薬が出てきた現代では重要度がまして
くると推測される。
疫学
年間発症率
世界中の23の研究を基にしたメタ分析によると、アルツハイマー型認知症の年間発症率は、90歳まで指数関数的に増加す
る。マサチューセッツ州ボストン東部での調査では、年間発症率は、0.6%(65~69歳)、1.0%(70~74歳)、2.0%(75~
79歳)、3.3%(80~84歳)、8.4%(85歳~)となっている。
FADの頻度は全アルツハイマー症候群のうち数%程度である。
家族集積性
アルツハイマー病のサブタイプには、常染色体優性の遺伝をする、「家族性アルツハイマー病」(FAD)がある。原因遺伝
子としては4種類が知られており、21番染色体のアミロイド前駆体蛋白遺伝子、14番遺伝子のプレセニリン1遺伝子、1番遺
伝子のプレセニリン2遺伝子、19番遺伝子のアポリポ蛋白E遺伝子のいずれかが変異を起こすとFADが発症する。FADは、常
染色体優性遺伝、つまり片方の親がFADであれば子供は性別に関係なく2分の1の確率でFADに罹患するというものである。
そうでない大部分のアルツハイマー型認知症にも、遺伝的要因は少し影響する。親族にアルツハイマー型認知症の患者が
いる場合、多少罹患のリスクが上昇すると言われている。特に50~54歳に本症を発症した身内がいる場合、本症を早期発
症する危険は約20倍に上るというデータがある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
世界で最初の患者になったアウグステ・Dさんという方です。
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